50音歌
挨拶から始まった
意気投合した
嬉しくて
笑みが自然と溢れた
終わりたくなかんか無かった
悲しみに暮れる日
君を想う
唇が歪み
景色が滲んだ
心が泣いている
桜咲く季節
社会は春風と共に
好きを伝える時間は減り
生活の中へ
そっと消えて行った
七夕の夜
誓いを立てた
辛い時も
手を繋ぎ
共に歩む事
何気ない日常
二本の歯ブラシ
脱げかけのパジャマ
眠る君を
呑気に眺める私
花火が儚い花を咲かせる
光に照らされて
二人寄り添う
隔たりなんて消えて
微笑み合う
舞い散る葉
見上げる空
胸に満ち
眼を伝う涙
貰い泣き
安らぎ
赦し
寄り添う
欄干に
六花積もりし
瑠璃色の空
恋歌は終わり
郎色の二人
私でいいの
をう
ん
50音歌