問題は幸せになるために解決する

Shino Nishikawa

Love is not here but deemed books.

問題は幸せになるために解決する

問題と言うのは、テストの問題だけではありません。
地域や家族にも、問題があります。
その問題を解決するのは、テストの問題を解くよりも苦痛をともないますが、幸せになるためには、しっかりと解決しなければなりません。
人生はむずかしいのです。

ある村のお話をします。
その村には、折井という悪い地主が住んでいて、村の土地のほとんどを自分の物だとしていました。
みんなが一生を暮らした土地なのに、死んでも土地を返してくれず、みんな泣いて苦しんでいました。
大悟という若者が、悪い地主に土地を返すように頼みに行くと言って、折井の家に行きました。折井はその場では、大悟の話に耳をかたむけ、腕組みをしてうなずいていましたが、大悟が帰ると、自分の家来に大悟を追わせ、殺してしまったのです。

大悟は最後の力で、持っていたノートに血書を書き、折井に土地を返すように頼みました。
大悟の最後の力は届き、折井は、村のみんなに土地を返しました。
しかし、村のみんなは、大悟が死んだ事を知りません。
村のリーダーだった大悟が殺された事は秘密にされ、密葬されたのです。
みんな、大悟が別の町に行ったと思い、祈る事もしませんでした。

しばらくは平和でしたが、村に災いが起こるようになります。
ついには大地震がきて、村で一番大切にされていた三宮神社がつぶれてしまったのです。
みんなが嘆き悲しみ、大悟を頼りましたが、大悟は折井に殺され、もうこの世にいない事を、その時知らされました。
みんなが困っていると、京都の大きな神社の神主が来て、三宮神社を建て直し、大悟を祀るように言ったのです。
大悟を祀るようになってから、村に災いはなくなりました。

神道の世界では、死んだ動物や人間が神様として祀られています。ほとんどの人がお墓に入りますが、生きているうちに神様のような力を持った人間は、死んだ後、神社に祀られ、その神社に鎮座し、人間たちを幸せにして守る役目を果たすのです。


ある家族の話をします。その家では、おばあちゃんの体が悪くなり、ほとんど寝たきりでした。それが嫌で、妹の一慧(ひとえ)ちゃんは、東京に行ったきり帰ってきません。
姉の頼乃(よりの)ちゃんだけが、家に残り、家族に優しくしていました。
頼乃ちゃんは30才をすぎても家にいなければならないので、結婚ができません。
しかし、自分の家族の問題が解決しなければ、幸せになれないのです。
おばあちゃんが早く死ぬ事を祈るのではなく、優しくする事こそが一番の解決法です。
おばあちゃんは、一慧ちゃんが戻るのを待っていました。

ある朝、一慧ちゃんのアパートに、神様が降りてきて言いました。
「一慧。お前は家族に親切にしなかったから、老いてから同じ目に遭うかもしれない。
でも、頼乃が家族に親切にし、お前のことを祈ったから、頼乃のおかげで救われるだろう。」
家族の誰かが、親切にできなくても、他の家族が親切にすれば、救われる事もあるのです。
一慧ちゃんは頼乃ちゃんに感謝し、自分の家族の問題を解決するべく、家に戻る事にしました。

それぞれの家族には問題があります。
でも、自分の家族の問題に向き合う事で、災いを防げるのです。
人生は難しいですが、幸せになるために生きるのです。
家族の問題を簡単に片づければ、将来、不吉な風が吹いてしまうかもしれません。

いつでも神様に祈りましょう。神社、お寺、お墓参りは大事です。

または、どうすればいいですか?と心の中で問い、
助けてください
守ってください
導いてください
幸せにしてください
させてください
5つの呪文のどれかを選んで、心の中で唱えてください。

問題は幸せになるために解決する

問題は幸せになるために解決する

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 時代・歴史
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-12-29

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