不思議な六つの輪3

Shino Nishikawa

世界には邪気があふれている

不思議な六つの輪3
1『黒神』
「俺の名前は、とても驚くべき名だよ。こいつにはまだ教えていない。‥お前って、何も知らないんだな。うん、ホントそうだけど、こいつは誰にも文句なんか言わないんだぜ。一人でべらべらとしゃべっているだけなんだから。一人でしゃべる分には問題はない。むしろ、やらせているんだ。こいつの喋り方がとても良いもんでね。使えるんだよ、別の人に。俺は、空気の中にいる神だ。人によっては、密教の神にもなる。
俺は全部知っているんだぜ。何か知りたい事があれば、俺に聞きな。
‥それは、○○教の生き残りだなぁ。またあいつらに教えてやらないと。名前を言うのも怖いあの人達に。さぁ、言うがいい。そう、風神雷神にな。
俺の声が聞こえたら、手を合わせてくれよ。心の中だけでもいい。」


2、MY先生の塩浄化
「僕にもこれと同じくらいの声が聞こえた事があったんだよ。でも、おばけなんだなと思って、気にしなかった。小説を書いているうちにイラついちゃって。僕に悪い気がついているのか、神社に相談しに行った事がある。神主が教えてくれたんだけど、塩でのお清めがいいんだって。僕は家の中を丁寧に掃除した後、玄関と庭に塩をまき、自分の部屋に塩をもって、小説を書き始めた。すると、清々しい気持ちでどんどん書けたんだよ。
お塩での清め方法には、意味があるみたいなんだ。僕は風呂にいれたりした。
でも、飲んだりするのはあまりよくないらしい。
日本酒にも同じ効果がある。しかし、神主は教えてはくれなかった。僕が酒を変えない男だと思ったらしい。古い眼鏡をつけていたから。何?これは願掛けなんだよ。小説を書くためのさ。
最近になって、僕の写真が兄たんのに変わったんだけど、知っているかな?」


3お金の精霊のおじさん
「いやー、すみません。少し盗ませてもらいました。なんせ、この家は10億も持っていたんですから。これはね、日本の災害被害のために、使わせてもらいます。
なーに、別にかまいはしません。お金さえ恵んでくれれば、それでいいんです。
お金が増えても減っても、あんまり気にしちゃいけません。だいたいはわしらの仕業ですから。」


4無宗教
「仏教徒が、罪を犯しますと、キリスト教に逃げてしまいます。でも、仏の子がキリストに祈っても、効果はうすいですよ。キリスト教も最高に素晴らしいと思いますけど、キリスト教っていうのは、キリスト教の国に生まれた、キリストの子のための物ですから。
仏の子は、いつまでも仏の子です。罪を犯した時こそ、お釈迦様に祈りなさい。
必ず助けてもらえるでしょう。」


5スーツと性
「僕は見ちゃったんですよ。クリスマスの朝。女の人が、スーツの上から男性のものをくわえたんです。僕はその行為は犯罪だと思います。させる方がまず悪くて、する方が次に悪いです。人間だって動物なんですよ。性の鎖というのは、一般のアニマルより、人間の方が重いと思います。
まぁ、させる方が悪いですよ。」


6邪気
「悪い気というのは、マイナスの気持ちです。やっぱり、犯罪者がいる場所の邪気は強いですよ。学校というのは、だいたいが、まだ社会に出ていない者が集まる場所ですから、邪気が強いです。でも、そこに馴染めたのなら、素晴らしいと思いますよ。
学校でしっかり学ばなければ、将来大変な目に遭うのは本当です。
邪気とはまた違うものですけど、病人と一緒に暮らすのも、生気が奪われる物だと思います。
障害者は本当に大変で、介護者にも悪い気が生まれてしまいます。
介護士の悪い気を、遠く離れた家族が負わなければならない事だってあるんです。」

不思議な六つの輪3

不思議な六つの輪3

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-12-28

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted