シヴァとディーヴァⅦ

これちかうじょう

  1. 君といつまでも
  2. 新しい年が来た(2020お祝いver.)
  3. 12月22日、冬至の日には
  4. 12月25日、クリスマスの夜には

いちゃいちゃ第七弾。
ここまで来たらお家芸。

君といつまでも

「…冬至」
「あんだよ」
「…」
言いたい、言いたい、言いたい。
一緒にお風呂に入りたいと、言いたい。
「はっきり言えよ、何?俺にできることなら何だってやってやるよ」
「お風呂」
「風呂掃除か?俺に任せろ」
違う、と首を横に振る。
「お風呂…」
「風呂がどうした」
「一緒に」
「!」
さすがの冬至もびっくりしてしまった。
高校生になってまで何故に男ふたりが風呂に入るんだ、と思われてるかもしれない。
「…背中」
「あ、あ、もしかして、背中の流しっこしたいのかお前!」
うんうん、と頷く。
これでうんと言ってくれればこっちのものなんだけど。
「じゃあ俺が流してやるよ、先に入ってな」
「え」
「なんだよ、俺と一緒に風呂入りたいっていうわけじゃないんだろ?」
「…」

失敗。

「…冬至」
「あんだよ」
「…」
言いたい、言いたい、言いたい。
キスがしたいと言いたい。
できればでこちゅうだけじゃなくて、ディープなものをお願いしたい。
「はっきり言えよ、何?俺にできることなら何だってやってやるよ」
「キスがしたい」
「…は、はあ…お前、どうしたの?まだ寝るわけじゃないのに」
「…」
できれば、いつもいつもしていたい。
君といつまでも、していたい。
キスだけじゃなくて、その先のこともしたい。
「まあいいけど?ほれ」
ほれと言われても、と俺はびくついてしまう。
冬至は目を閉じて少し顎を上に向けてくれている。
「…」
ダメだ、やはりでこちゅうになってしまう。
照れ。

失敗。

新しい年が来た(2020お祝いver.)

「あけましておめでとう」
目の前に寒そうにしている冬至がいて、
それでもってその言葉だ。
そう、新しい年が来た。
12月22日に冬至が16歳になって、
もうすぐ来る3月3日に俺が17歳になる、
そんな年になった。
「まだお年玉とかもらってんの」
「うん」
「いくら?とは聞かん。お前が金持ちなのは知ってるからな」
「…」
手を伸ばしてみる。
さらさらっと冬至の前髪を触ってみる。
「どしたん」
そそそそと近づいてみる。
髪から、同じ匂いがするというのは、こんなにもドキドキするものなのか。
「何、お前犬じゃあるまいし」
「…」
同じ石鹸、同じシャンプー、同じコンディショナー。
そして同じ洗剤と柔軟剤の匂い。
みんな、一緒だ。
みんな、同じだ。
「例の」
「例の?」
「うん」
「あー、そう、そうね、新年早々一発いっときますか」
冬至が照れながら言ってくれる言葉が、俺の全てだ。
「結ちゃん、好き」
もし、その言葉が冬至の一部だとしても、
俺にとっては全てで、百パーセント。

12月22日、冬至の日には

「お」
「誕生日、おめでとう」
「お、おお…」
巨大ケーキを作ってみた。
前にパフェをおいしそうに食べていたので、
相当甘いものが好きなんだと知ってから、
誕生日のケーキは豪華に行こうと思っていた。
「ま、まるでウェディングケーキさながらだな」
「うん」
「うんじゃねえよ、俺、入刀とかすんのやだよ」
「?」
「かじりつきたい」
「…うん」
どうぞ、と一歩後ろへ。
「あーむう」
本当にかじりついたので俺はびっくりしてしまった。
「う、うははは、おいしい、甘くておいしいよ結ちゃん!」
「…」
生クリームだらけの顔が可愛い。
とか言わない。
「俺も16歳かあ、やっと柳瀬橋に追いついた」
「俺にも」
「そうだな、ちょこっとだけ結ちゃんと同い年だな」
「…冬至、口」
「あ?」
どこまで、天然。
俺は冬至にかじりつく。

12月25日、クリスマスの夜には

「…わーお!」
「…」
22日、つまり3日前に巨大なケーキを作ってあげたのだが、
それを見事に完食してしまった冬至にも驚いたのだが、
わずか3日後のこれまた大きなケーキに冬至はわざとらしく驚いてくれた。
「今週はケーキ週間?大出血サービス?」
「要らない?」
「要る!要るよ!俺、結ちゃんのケーキ好きなの!」
そしてあれだ。
「あーむう」
何故に、かじりつくんだろうか。
今度こそ入刀を一緒にと思っていたのに。
夢が崩壊した。
「おいしー!さいこー!」
「それから」
「ん?」
今日はクリスマスだ。
プレゼントも勿論用意してある。
「何これ、開けていいの?」
「どうぞ」
「むふふーこの年でプレゼントとはねえ」
開けてびっくり、玉手箱。
「…お前、ヤる気満々だなおい」
「うん」
何が入っていたかは想像してください。

シヴァとディーヴァⅦ

新年早々、いろいろ妄想してみました。
結ちゃんはドイツ、つまりヘタリアの安元洋貴さん、
冬至はイギリス、つまりヘタリアの杉本紀章さん、
というのが声の理想なんですがね。
あれ、字が間違ってる?
間違ってたらごめんなさい。
夜寝る時にドイツとイギリスを交互に聞いてると(主題歌)、
ドキドキしてしまいます…!
早く夜が来ないかなとか思っちゃいます…!
ありがとうございました!

シヴァとディーヴァⅦ

いちゃいちゃ第七弾。

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