髪は切らないで/演歌向き作詞第二弾

小さなお部屋の片隅に

ひざを抱えてみる夢は

あの日のままよ変わらない

目覚めて悲しい雨降る夜は

体を震わせ泣く私

今もなぜかわからない

わけも言わずに消えたのよ



お風呂上り乾かす髪を

じっと見つめて貴方が言った

長い黒髪切らないで

君じゃないよな気がするからと

何をいまさら言わないで

笑った鏡の貴方の顔に

気付かぬあの日が口惜しい



後悔などはしていない

私もそうよと抱きしめた

さだめの人と信じたの

世間の噂を気にせずに

二人で生きると決めたのに

どうして私を置き去りに

切れない黒髪憎らしい


*『夜鳴き鳥の唄』に続く演歌歌詞第二段です。
近いうちに作曲して発表するかも、でも
星空文庫さんは譜面を詩の下につけてもOKかな?
 (いずみ)

髪は切らないで/演歌向き作詞第二弾

髪は切らないで/演歌向き作詞第二弾

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-12-26

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