2019.12.06
通院先には最寄りの駅から シャトルバスが出ている
シャトルバスの乗車場所の隣に 大学行きのバス停があり 色取り取りね鮮やかな学生達がバス待ちの列を成している
病院行きのバス停には 疎らに見た顔の患者達が 項垂れ 踞まり それぞれに置かれている
社会のコントラストが鮮やかに
1週間が終わり また始まる
薬を貰うだけの通院
受付も先生も薬剤師もみな
1週間前と同じ内容を繰り返す
ゲームでNPCが同じ会話を繰り返すように 同じ場所 同じ会話が幾重にも重なり 合わせ鏡の中に居る様で
もしかしたら 今日の通院は 未来の私が思い出した1日に過ぎないのだろうか
2019.12.06