とげのからだ
「いかないで、さびしい。」
ほんねはくるしくて、今にも溶けてしまいそう。
とげのからだが、あたりを突き刺して。
「行かないで、」
ほんねとはちがって、あたりを血だらけにする。
牙が生えてきて、キラリと光った口元に、だれもが恐れ逃げていく。
そんなつもりは無いのに、こころがわたしを守る。
「お願いだから、そばにいて。」
とげのからだ
「いかないで、さびしい。」
ほんねはくるしくて、今にも溶けてしまいそう。
とげのからだが、あたりを突き刺して。
「行かないで、」
ほんねとはちがって、あたりを血だらけにする。
牙が生えてきて、キラリと光った口元に、だれもが恐れ逃げていく。
そんなつもりは無いのに、こころがわたしを守る。
「お願いだから、そばにいて。」
とげのからだ