wasteland
真夜中を折り返す靴下に
冷たい指を隠して座った
追われているような気分
追いかけてるような時間
迷路を抜け出す道がない
その胸の果てはどこなの
ススキが揺れて手を振り
さよならと言う気がした
この場所を離れたくなる
自信がなくても未来まで
寂しさに紛れて笑えたら
ゆっくりと立ち上がるよ
重力で痺れる前にもっと
十分な答えを知っていた
濡れたジーンズに染まる
真夜中に手を出していく
握った雨と音を裏返せば
新しい歌が聴こえて来る
未開拓の夢に飛び乗った
あの頃みたいに汚くても
両腕に扉が生まれるまで
一緒に歩いてくれないか
シャツが透けるほど光る
その言葉を指に乗せると
必ず塗り替えられる世界
もうだって前へ進んでる
芝生の上にある水溜りで
冠のような仲間に会えた
wasteland