星の女神様

Shino Nishikawa

星に願いを

星の女神様
映画ピノキオを観た事はありますか?ピノキオに出てくるブルーフェアリー様は本当にいます。ピノキオを描いた人はキリスト教徒なので、ブルーフェアリー様は、キリスト教の方の女神様ですが、世界中の人々を救っています。

24才のルイ子ちゃんは、ある晩、好きな有名人が結婚したというニュースを読んで、自分で自分の頬を切ってしまいました。
「ルイ子、その傷どうしたの!?」
お母さんは叫び、ルイ子ちゃんを病院に連れて行きましたが、お医者さんからは、一生傷跡が残るかもしれないと言われてしまいました。

ルイ子ちゃんはお母さんから厳しく叱られ、毛布の中で、大声で泣きました。
次の日も次の日も、頬の傷は同じままです。
ルイ子ちゃんは仕事に行く事もできません。
ルイ子ちゃんは、傷が治るように、星に願い事をしました。
ある曇りの日です。ルイ子ちゃんが、いつものように午後の眠りから目覚めると、女の人がこちらを見ていました。
女の人はボロの服を着て、顔は傷だらけです。
「ルイ子ちゃん、頬の傷が治らないの?」
「うん‥。」
「治してあげる。でも、もう二度と自分を傷つけないと約束して。」
「はい、約束します。」
女の人は魔法をかけてくれました。
「私はブルーフェアリーよ。また会えるといいわね。」

『いいえ、やっぱり、もうあなたとは会いたくないわ。』
そう言って、ブルーフェアリー様は消えました。
ルイ子ちゃんが鏡を見ると、傷はしっかりと治っていたのでした。

元気になったルイ子ちゃんは、ハジアで一人暮らしをすることにしました。
ルイ子ちゃんは、女優になりたかったのです。
ルイ子ちゃんは、プロ野球選手と知り合いになりましたが、普通の仕事はうまくいかず、女優になれる見込みもありません。
ついにお金が底をつき、実家に戻ることになってしまいました。

ルイ子ちゃんは、地元で普通の仕事につけません。それは、プロ野球選手と知り合いになり、普通の仕事をするのが恥ずかしかったからです。
ある晩、またブルーフェアリー様が現れました。
「ルイ子ちゃん。あなたは女優には向いていないわ。もっと出来る事があるの。」
「はい‥。なぜか普通の仕事ができないんです。」
「今まで、演技の練習をしてきたでしょう?他の人になりきって、普通の仕事をやってみたら?そうすれば、もっと出来る事が見つかるはずよ。」

ルイ子ちゃんは演技をして、接客の仕事をやりました。
演技はどんな時も大切です。
ルイ子ちゃんは、仕事が終わった後、家で絵を描きました。
ブルーフェアリー様は、努力のやり方も教えてくれたのです。

30才をすぎた頃、ようやく上手くなり、ルイ子ちゃんは、アニメの仕事がする事になりました。
「遅かったわね。あなたが頬に傷をつけたせいよ。」
ブルーフェアリー様は言いましたが、ルイ子ちゃんはそこで運命の人に出会いました。そして、幸せな結婚をしたのです。

ブルーフェアリー様は苦しみの中にいる人々を救い、導いてくださります。
星に願い事を言うと、きっとブルーフェアリー様が聞いてくださるでしょう。

星の女神様

星の女神様

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-12-23

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted