友達
また年が明ける
いつまで一緒に居られるだろうか
あんなに楽しみだった冬休みはそんなことを考えて終わっていく
私達の日々は過去となって
手を伸ばしても届かない場所にあるようだ
私が大人になるように
あの子も大人になっていく
そして夢だとか希望だとか
永遠なんて本当は存在しないことを知る
その時私達は退屈で代わり映えしない今日のように
笑っているだろうか
意味もなく過ぎ去った日々のように
季節の温度を分かち合えるだろうか
また今日が明ける
枕元で通知音が鳴った
あの子はケーキ屋のクーポンを見つけて
喜んでいるようだ
友達