温室の睡蓮

温室の睡蓮は葉に広げ 窓を通した光をその葉に受けて微笑む

ゆっくりと 厳かにも感じる 蕾を宿した茎が水面から不思議そうに 顔を出している

静寂した水面には 薄紫の後ろ姿が映えていた

どれもが美しく魅え
どれもが白々しく見えた

温室の睡蓮

温室の睡蓮

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-12-21

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