哀れなオヲヌ

私自身、あの神は好きなのだ。
しかし、どうも信者が気に食わない。
全てが正しいと神に群がる。
後は知らないと、投げ出したふり。
私に出来ることなど無いと、開き直り。
哀れな信者、よく聞き給え。
お前たちが、縋っているものは所詮
形のない、概念なのだよ。
お前たちが、信じて疑わないものは当然
人間ではない、概念なのだよ。
先が無い、助けてください。
そう言えば、救ってくれるなど甘い。
罪がある。許してください。
そう言えば。免罪符を与えられることなど無いだろう。
一体、どうしてしまったのだ。
いつからお前は人間であることをやめてしまったのだ。
オヲヌ、

哀れなオヲヌ

哀れなオヲヌ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-12-18

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