諦観した夏

季節は違うが、実話。

夏に死にたくなった。でも死ななかった。

海沿いを歩いた。犬を散歩している人に助けられた。

警察に保護された。

雨も降っていた。僕は死ねなかった。

太陽もいずれ死ぬ、燃え尽きて膨張するらしい。

それで、いいじゃないか。

僕もいずれ死ぬ、心臓が止まって死ぬ。

それでいいじゃないか。

諦観した夏

諦観した夏

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-12-15

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