追憶

進藤 海(K.Shindo)

追憶

振り返ることなんて忘れてた
この道を歩く理由は何だろう

「まだまだこれからだ」なんて言うけど
汚れた靴を見れば意外と長かったなぁと思うんだ

今この手に握られているもの
ぎゅっと強く そっと優しく励ますもの

それが偶然だとしても
君が大きな意味を付け足したんだよ



砂時計と同じ速さで
君と僕は巡り合った

運命線の波に乗って
宝物を分かち合った

綺麗な流れ星が君に降りかかってきたら
「宇宙の彼方へ連れ去りたい」って

美しい夕陽が君を燃やそうとしたら
「地平線の片隅で地球の最期を見届けよう」と

幾度となく朝を迎えた世界で
生まれたての言葉を口にしたような気分で
僕は君に語るんだ



馬鹿げてるよね
でも本気さ

別れはいつだって突然
悲しむ暇すらないよ

だから涙は拭って
上を向いて少しずつ

僕は何度だって想い出すんだ
君と歩いたこの道を

僕は何度だって言うよ
感謝と愛のフレーズを

何度も何度も
君の記憶から消えないように

追憶

追憶

いつだって憶い出すよ。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-12-14

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