不思議な六つの輪2

Shino Nishikawa

不思議な六つの輪2

文神プレミアム☆

不思議な六つの輪2

1MYという男
「こんにちは。M・Yといいます。よろしくね。本当はこんな事、主義じゃないんだ。大体、この話の作者はそんなにうまくないよ。でも、君たちに言葉を伝えるには、この方法しかないから仕方ないよね。僕は、パパもジジもにいにも結婚しているから、僕もそうしたんだよ。最後、僕は話を終えた後に、ナイフを掲げてから、お腹に刺したんだ。パパにも見えるかなぁと思ったけど、今もパパには会えていない。ちなみに、僕は自殺の事を結婚と呼んでいるからよろしくね。
小説を書いてるうちに、僕は手をやられちゃってね。右手が麻痺してしまったんだ。
あの時、『パパ!僕、手をやっちゃったよ!』と大きな声で、お父さんを呼んだよ。でも、来てはくれなかった。パパは天の人にだったから。
僕はね、小説を書いておかしくなった時は、酷い言葉をたくさん言ったよ。小説家だから、どんどん言葉が浮かんで愚かになってしまう。
『先生とか何?パパとか何?お前ら、全然うまくないじゃん!下手じゃんかよぉ!!』
僕は愚かだったね。今でも、その時の事を思い出すよ。また、みんなに会いに行く。そう、心の中にね。」


②DOという男
「こんにちは、僕の名前はD・Oです。どうぞ、よろしく。見かけによらず、しゃべり方は女くさいと言われるんですよ。なぜでしょう?
なんだい?そんな事しないさ。僕の綺麗な指だよ。べとべとした物にはさわりたくない。何?そうしたい時なんてないさ。もしもあれば、紙の上で抱くよ、彼女をね。‥そうだね、僕はいつもそれしか書かない。編集が目の前で、僕の小説を読み始めた時、どうすると思う?僕は頬杖をつき、彼の顔をじっと見つめるんだ。(僕の卑猥な小説を読む彼を。)
もちろん、小説家はなんだって嘘を書くのさ。僕の知っているAという男は、姉の夫を自殺に導いたんだぜ?確か‥そうだね、轢死だった。でも、あれは全部嘘だよ。
だけど、彼は、自分の死だけはごまかせなかった。しかし良い死に方だね。僕もそうしたいけど、下に女が4人も住んでいる。…ああ。だから、僕が下宿している部屋の下にさ。
よく夢を見るよ。ああ、そう。僕が小説に書く内容と同じ状況だよ。
‥うん、死に方はまだ決まってない。もしかして闇討ちかな?分からないけど、できれば口でしてほしいですね。‥もちろん、今のはその事さ。‥うん、女の事だよ。何を隠す必要がある?君は子供がほしいか?‥そうかい、それはいい。僕も早く欲しいよ。‥うん、もちろんそうだね。そう思うよ。(DOお茶を飲む)」

③NSという男
「どうも。僕は先生のNSです。諸君、将来何をやりたい?‥まだ考えておらんと?そうか。ならば仕方ない。私の子供の頃は、食料が乏しくて、生きるのにも苦労しました。はい。先生は今、小説を書いています。小説の定義というのはね、まだ諸君には分からないと思う。ハハハ、確かにA君はうまいですねぇ。でもね、先生の方が、知っている事があります。確かに、今と昔では、小説の書き方が変わりましたね。だから、当時の僕が知っていた小説の定義とはだいぶ変わってきています。できれば、詩乃ちゃんを奥さんにはしたくないね。彼女がおばあちゃんとかならありがたい。というのも、もうすぐ生まれ変わるんだよ、この僕がね。K君とさ、兄弟って言われているんだけど、どうも僕、合わないようなんだよね。僕は自殺じゃないからさ。‥はい、僕はお札になったよ。変えるって言われた時、僕は泣きました。おいおいと。でも、医師不足だから仕方ないと言われてしまったんだ。どうしてだろう?生まれ変わったら、僕も医者になればいいのかな?」

④ARという男
「‥やっぱりさ、野口先生よりも、N先生のお札の方が人気があったようだよ。俺は見たんだ。とある女の子がお小遣いをもらった時、封筒の中には、二千円が入っていた。それを見た彼女は『このやろう!!』と叫んだんだ。でも、N先生の時は納得していた。だから、N先生が俺の師匠でいい。正直さ、俺がお札になれないのは悔しい。俺はさ、良い男の時に死んだんだ。というか、お釈迦様に殺されたんだよ。仏教を信じなくなったから。
こいつ、うまくないよ。でも、生まれ変わった時には、小説家として彼女の賞を目指したい。彼女以外、小説の定義を皆が忘れているんだから。お前ら、葱を読んだか?あの話いいだろ?でも、お父さんには怒られるかもな。
Aという名は俺が勝手につけた。本当は西川でやりたい。でも、もう元には戻らないだろうな。俺、辰雄の家に生まれたいよ。
お父さん、日ごろのお仕事、ご苦労様です。いつものふざけた音楽は一体何ですか?でも、夜8時に弾く、お父さんのピアノはとても良いです。心が癒されます。
俺さ、お父さんのピアノの演奏を聞きながら、もう一度、小説を書きたいんだ。」


④KYという男
「どうも。K・Yといいます。僕はノーベル文学賞をいただきましたけれども、アルフレッドはもう生きておらんのでございますよ。ですので、この賞、返却をお願いします。できないのであれば、僕はもう死ぬつもりです。
僕は、文学界のカリスマとか、重鎮だとかいうあだ名をもらいましたけれども、そんな事は気にしておりません。僕が気にしているのは、自分が自分のお父さんを裏切ってしまった事です。いつもA君の作品を、いやらしい目で読んでおりましたが、彼の作品には、具体的にどのような事をしたのか書いてありませんので、僕が書いてやろうと決め、見事、最後に書き上げました。その作品でノーベル文学賞ですから、どのような破廉恥な連中が選考員なのかと思いまして、問い詰めたのですが、教えてもらえませんでした。僕はすごく怖かったですよ。
そう、卑猥な作品で自分の父を裏切り、世界一の賞をとったんだよ。(涙声)
だけど、神様がおっしゃるには、僕はもうすぐ生まれ変わります。N君と兄弟と言われるとね、胸がすごく、苦しくなるんだよ。(涙こぼれる)
お父さん、これから迷惑をかけると思うけど、どうか2人の事よろしくね。よろしくお願いします。(嗚咽)」


⑥MOという男
「え‥、彼女の作品を読んで、普通に下品だなとか、ヤクザかなとか、そういう印象を持ちましたね。けれども、自分の事は何も知らないのでございますよ。おそらくですが。文章はよくありません。でも、きっと自信はお持ちでしょう。
うーん、小説を書きますと、やっぱりよくモテますよ。‥ああ。モテるという言葉の語源ですか?はは、一体何でしょうねぇ!
この6輪に、僕を入れたのはA君です。僕は孤高の男ですので、一旦は断ったのですが、どうしてもという事で、仲間入りをしました。
僕?もちろん、戦争に行きましたが、ありゃ、よくありませんよ。忘れもしません。(MO下を見る)戦地で外国兵に話しかけられている最中に、僕は、そいつを撃ち殺したんです。相手がまだ話している途中ですよ?他にも仲間がいないか見回して、僕は四方八方に銃を乱射しました。おさまったなと思い、基地に戻ろうとした時、足元に仲間が死んでいましたが、彼はもうかなり冷たかったし、僕が与えた傷ではありませんでした。だから、どうか僕を、無罪でお願いします。
お父さん、いるのなら答えてください。無罪でいいですね?はい、分かりました。
僕は、小説家として大金持ちである!よって、無罪放免を言い渡してほしい!!」

不思議な六つの輪2

不思議な六つの輪2

  • 小説
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