病葉が落ちる速度で生きたくて、

嗄鳥鳴夏

朦朧とした現実は最早夢であり、
か弱き私の心臓を蝕む病魔なり。

白髪が増え終いには皺も増え、
今頃になり人生の価値を模索すれば、
もう遅いのだと空の上から両親が言う。
来世があるのだ、安心しなさい。と。

哀れにしがみ付こうとする自分自身に
現世はこんなものだと、
言い聞かせようと思えど、
今日も見て見ぬ振りで知らぬ振りをする。
私は空想に老ける。

明日には長い月日をかけて、
世界を照らした太陽も沈む。

明日には長い年月をかけて、
地球に根ざした人類も滅ぶ。

目の前から。

病葉が落ちる速度で生きたくて、
必死に見つめれど意味などない。

病葉が落ちる速度で行きたくて、
必死に見つめれど意味などない。

病葉が落ちる速度で生きたくて、

病葉が落ちる速度で生きたくて、

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-12-01

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