【超短編小説】小川

六井 象

 てのひらがかゆい。よくよく見てみると、皺がいつの間にか小川になっていて、ときおり、きらきら光りながら魚たちが跳ねたりしていた。飼い猫が最近やたら撫でられたがっているのはこのせいか。とりあえずハンドクリームで埋めて様子を見ることにした。猫は不満そうだった。

【超短編小説】小川

【超短編小説】小川

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-11-29

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