桔梗
斯くも荒びたる穹をして
如何なる詩歌を詠はしめん...
穹を流るる雲雲も
鍋泳ぎ回る灰汁のやう
底に生命(いのち)を播種すれば
清楚なる芽も濁らせて
野心は道菅に流れん...
汝、誰が為に咲くだらう
愛の捕縛で窶れるだらう
然し汝の枯れ姿こそ
桔梗の名に相応しくあれ
桔梗
斯くも荒びたる穹をして
如何なる詩歌を詠はしめん...
穹を流るる雲雲も
鍋泳ぎ回る灰汁のやう
底に生命(いのち)を播種すれば
清楚なる芽も濁らせて
野心は道菅に流れん...
汝、誰が為に咲くだらう
愛の捕縛で窶れるだらう
然し汝の枯れ姿こそ
桔梗の名に相応しくあれ
桔梗