投げる、朝

投げる、朝

    
    


      



名前を呟くには

もっと気持ちを寄せたくて

名前を呼ぶには

もっと傾ける日々がほしくて

右も左も分からず

迷い子のあどけなさで

それでも

追いつきたくて

荒れ野も厭わなくて

この先を

きっと誓えるから

この朝を

あなたの心の疾走だけがあればよかった朝


      

投げる、朝

作品集1 http://slib.net/a/1845/
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

投げる、朝

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-11-25

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