最初の記憶

最初の記憶

僕の1番古い最初の記憶
長生きした「おおじーじ(ひいおじいちゃん)」に
抱っこされたこと。

親父でも母親でもなく、
何故か「おおじーじ」の記憶。

どんな人だったか、よく知らないし
4歳くらいで、死んじゃったから、
悲しいとか寂しいとかって感情は、
その時はなかった。

でも、ものごとの「良い悪い」がわかった時に
教えてもらったんだけど、
俺を抱っこした時に、ひいおじいちゃんは、
「婆さん(ひいおばあちゃんのこと)よりは
少し贅沢させてもらったな」って、言ってたらしい。

俺が知ってるのは、ひいおじいちゃんの顔と、それを言ったことだけしか情報はないけど
きっとこの人は、いい人だったんだと思うし
俺もこんなじいちゃんになりたいなって思った。
なれるか知らないけど。
なれなくても、別に誰か困らせるわけでもないし
まーいっか。

そんなことをたまに考えたりするw

最初の記憶

最初の記憶

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-11-20

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