思い出の在り方

しめさば

そこかしこのポスター
大きな欠伸をして
違和感を吐き続ける
振り返ったら大当たり
こんな喜劇はいつまでも隣に添えて
見つめるポルターガイスト
頬を手で包み込んで
いちばん深いところに
小さな波を見つけた
大丈夫 まだ生きているね
さあ朝ごはんにしよう

すぐに思い出すのは白いシャツと太陽の匂い
付随するものであってその背後には何がある
溢れかえる机上の時間たち
何かを出すには何かを振り払わなければ
そっと手首を掴み 首を振った
明け透けなとぐろを君の口へ運んであげるから
今日はもうおやすみ

思い出の在り方

思い出の在り方

「寿夭迷いて笑え笑え」より 2019年

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-11-20

CC BY-NC-ND
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