土星

ふと目をあけると

頭の上には土星があります

球のすがたはありません

リングだけがただ点滅していて

それがこころにみえました

こころのあなにみえました

あながなくなるというのは

生きながらえたか消え死んだかの

このふたつしかないのです

あなまで受け入れられるひとは

じぶんのあなまでみつめてきたひと

ノートをやぶいてこなかったひと

そんなことばをつぶやいて

ふたたびゆっくり目をつむります

土星

土星

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-11-19

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