ダミー

ダミー

    
    


      




毎日が本物を与えてくれていた5月の路は

きっと偽物のダミーではなかったはず



僕の標が

こうして君へと導かれる



少しの切なさを

やりきれなく書きつけながら

僕は一度だって

君への路を踏み外したことはなかった



君が偽物なら

僕がきっと本物の犠牲になるから


      

ダミー

作品集1 http://slib.net/a/1845/
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

ダミー

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-11-10

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