正体

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寝起きの頭はアインシュタイン。


立冬を過ぎたある日の朝、
こたつで横になったまま目が覚めた、
寒さのあまり寝てしまったのだった。
風邪は引かないものの、
とても寒くなり着替えを取りに
部屋へ行き、戻ってからまたこたつへ入る。
足腰もなかなかの寒がりで、
暫くしてからそのまま着替えをすることに。
こたつで横になり、
下着やら上着やらを替えていく。
ロンTの袖や頭が通せずもがいてる最中のこと。
綻びや穴を見つけて動きが止まり、
ふと思う。

「あ、これは真っ暗な宇宙の中……
そして、この穴やら隙間の朝陽の光は
月や星たちだ……

そうかぁー、
宇宙ってぇー、
こう言う仕組みだったんだぁ……」

と、思いながらまた寝てしまった。

宇宙の正体は、
遅刻という代償に替わった日になった……

正体

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寝起きの頭はアインシュタイン。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • ファンタジー
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-11-09

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