交ぜあう痴

交ぜあう痴

    
    


      




君が剥き出しになってゆく


僕が翡翠に祈る頃

誰かが君の罪を数え上げる

君の血を知っている


警鐘を知らず

交ぜあう痴


君と出会いたいんだ

僕が尽きる前に

終わりの地上の前に


二人で泥を塗りあい

醜悪な僕らを笑い合えばいい




救い



この



僕らにこそ


      

交ぜあう痴

作品集1 http://slib.net/a/1845/
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

交ぜあう痴

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-11-03

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted