どれだけのひとを見てきたのだろう

どれだけのひとを見てきたのだろう

    
    


      



深夜の地図。

カール・ロジャーズ。クライエントへの非審判性。

青い時間の経路。

レゾンデートルへ関与しない。そこにひとへの敬愛が生まれる。

PCから放たれるブルーライトをカッティングするように生きる。だがひとへのストレッサーは各々によって違う。


僕はどれだけのひとを見てきたのだろう。


きっと、すれ違う人たちを裁いたこともあっただろうか、僕自身が裁かれてきた傷みを伴ったように。

彼ら彼女ら。頬の痙攣。審判されたケースの反応。その脈動。

僕自身の瑕疵。


別の星から降る。休まねば。

終わらない"For All We Know"があと数秒で、途切れる。


      

どれだけのひとを見てきたのだろう

作品集1 http://slib.net/a/1845/
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

どれだけのひとを見てきたのだろう

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-10-31

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