精一杯優しい遺書を書きたかった
私にとって死ぬことなんてそんなに大したことじゃないってことを分かってほしい。
私は気がついた時にはもうずっと前から、死ぬより苦しい気持ちで息をしていた。
だからと言って別に私の人生が暗い影の中でばかり過ぎていったわけじゃない。
けっこう楽しいこともあった。
ここで終わりにするのは単純に“損切り”だ。
これ以上生きたら、プラスよりマイナスの方が大きくなってしまう。
私は選択を重ねるごとに自らの醜さ弱さを増幅させていったけれど、
出会った人たちに恵まれたおかげでこんなに長く生きることができた。
私の最後の選択についての謝罪と私に今まで与えてくれたものについての感謝を。
ごめんなさい。ありがとう。
それでは、Good-bye 。
精一杯優しい遺書を書きたかった