悪い波が来たら

あるときのちょっとしたことで
それからの人生が変わるときがある

よいことが続くときもあり
このまざることが続くときも

きっかけはほぼなんでもありうる
足の小指を柱でけつまずくのを続けて2回やったとか
使い古した車を廃車にしたときとか

一応そういうときは神頼みや反省をするけど
それからの身に起こることにはあまり効果がなさそう

そのちょっとした事は実は
ここから地球を経て宇宙隅々までほんのちょっとづついろんなことを変えたにちがいない
海の岸辺にうち寄せる波が岩を侵食し
宇宙の重力波が遠い星までとどいて銀河の位置関係をずらすように

運が向いてくるには時間がかかる
あわてないこと
急がないこと

隅々まで伝わった変化は
どこかで反射してまたこちらにやってくるかもしれない
ぐるっと一回りして形質を変え
人にはわからないような姿になってもどってくるかもしれない

気にしないでそっと見て見ぬふりしてやり過ごすし
そのエネルギーを自分のなかでミュートしてしまおう

誰に文句をいうこともなく
平然としていれば
そのうち運はもどってくる

良くなりすぎたときもおなじ
驕らないこと
調子にのりすぎないこと

なにごとも
普通にふるまっていればだいじょうぶ
無理にかきまわしてはいけない

悪い波が来たら

悪い波が来たら

普通にしてるって、結構なことです。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-10-29

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