18.015ミリの

18.015ミリの

    
    


      


18.015ミリの感覚で惑星が並ぶ夢

にんげんになりはててしまったぼくは

海王星の青色を夢見ていた

海王星に青色なんてなくても

やさしい青の中に

整列した幸せを見つけたくて

でも決して追いつけない弾道

光はぼくたちの自明の所有物じゃなかった

だから青に戻りたいんだ

それでも

きみは二度と

戻ってきやしないけれど


      

18.015ミリの

作品集1 http://slib.net/a/1845/
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

18.015ミリの

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-10-21

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