寓話 ヘンゼルとグレーテルの狂気
子供の狂気は純粋だ、
それを、狂気として素直に認める。
認めたゆえの惨劇
それは何時まで経っても消えない
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う、私は何をしていたんだろう、
目を開けると、そこはお菓子の家??だった。私は何をしていたんだろう。
あぁ、兄さんが捕まってしまたから助けに来たんだっけ。
でも、ここにいるのは私一人。母さんも、父さんも、継母も、兄さんも、魔女も
何にもいない。
なにか音がすると思ったら、鍋でお湯が湧いていた。ソコには遺体が2つ入っていた。
女の遺体と男の遺体。見覚えがあるのは、きっと私がこの二人を倒したからだ。
だいたい、継母も、父さんも何考えて私達を追い出したのかしら。特に食事に困ってもイない、
お金にも困っていなかった。きっと私が邪魔だったのね。別にいいわ、でも、あなた達は私達に
1人分の食料しか持たせなかったというのは恨んでいるわ。でも、同時に感謝もしているわ。
兄さんと二人っきりにしてくれたんだもの、
やっと二人っきりになれたわ、兄さん。なのになんで、魔女なんかが、私たちのじゃまをするの??
邪魔、邪魔邪魔邪魔!!!
怒りに身を任せ、魔女の体を、鍋へ放り込んだのだ。後ろから抱えられそうになったので
避けると、魔女の手下がいた、魔女が死んだんだから、手下も死ななきゃね??
魔女たちをやっつけたんだ、兄さん、どこ??
兄さん、兄さん兄さんにいさんにいさん!!!!!!!!
一体どこにいるの??私はここにいるのよ?
怖い魔女はもうイないわ、私達を邪魔するものは何もないの、早く出てきてよ、兄さん、、
一行に出てこない兄さんを探す私。ふと、鏡の方を見ると、兄さんがいる。
なんで出てこないんだろう、
あ、もしかして、魔女に閉じ込められてるの?まだ魔力は残っているのね??
安心して兄さん、私がいまたすけるわ、まっていて
そういって、鏡を割る、破片が飛び散る、
にいさん、どうしてでてこないの??どうして??
あぁ、私は失敗してしまったのかしら、だったら、私は…
鏡の破片を手に持ち、首に近づける、
「にいさん、今そっちに行くから」
にいさん、だいすき
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「ねぇしってる??隣の家族」
「えぇ、娘さんが気が狂っちゃって家族を皆殺しにして自殺しちゃったんだろ??」
「かわいそうにね、お兄ちゃんでもいればまた違っただろうに」
「まぁ、どう仕様もないはなしね、あの3人家族は元から怪しかったんだ」
寓話 ヘンゼルとグレーテルの狂気
主人公のいう、お兄ちゃんはいません。三人家族で、気が狂った主人公が
継母と父親を魔女と、魔女の手下としてxしてしまいました