裁判4 エピローグ
いろいろね、だめだわwww
「よろしかったのですか??あなたが望めば、あの人をずっとここにとどまらせることも、一緒に連れて行ってしまうことも、なんでもできたんですよ??」
「いいんだ、それより、お前は誰だ?」
彼の前には少年のような少女が俺の前にいる。
「私…ですか??私は名もないここの管理人??」
ここの管理人と名乗る少女は歳相応ではない冷たい笑みを浮かべる
「しかし、あなたはにもう関係無いです。」
ふとまぶたが重くなる。喋ろうとしても。声が出ない。
「きっと忘れてしまう。なら、教えてあげましょう。」
少女はゆっくりと、彼に語りかける、いや語りかけるという表現は間違っている。ただ、ひとりごとのようにぽつりぽつりと、紡ぐのだ。
「ここは生と死と想いの間。気に入ったものの願いを叶える場所。
あなた方の思いにここが答えたのです、あの少女が来たことは予想外でしたが…
それは置いときまして、あなたは生と死の間。いわゆる意識不明の状態。ほとんど死にかけですけど。そしてここは、あなた方を気に入った。馬鹿らしいように互いに依存しあう、人間らしい人間。
もし、あなたがあの少年を縛り付けていたなら、あなたも、彼も、少女も…。
運が良かったですね?あぁ、もう聞こえませんかね、
では、よい夢、いえ人生を…。」
目を覚ますと白い天井があった。
「…生き…てる??」
体が痛い。だけど、生きてる。
あいつとあの子が走ってくる、本能的にそう感じた。
入ってきたらすぐに、
「大好き」
って伝えたら、二人は笑ってくれるかな
裁判4 エピローグ