友よ

友よ

自然さが必然と気づいた歳に……


追っていた訳でもなく、
重ねていた訳でもない。

何も変わらないが、
越したり迎えたりと
数字が増えていっただけ。

身近には、
新しい命も亡くなる命もあった。

無理した事もあったから、
最近では少し辛い時もある。

苦痛に感じることは、
一所懸命だった証の痛みだと。

苦い事や楽な事も、
断片的だけどこの胸に刻まれた。

まだこれからも刻んでゆく事は、
沢山あるかもしれないが
笑って生きて居ればそれで良いと、
よく爺ちゃんが言っていたから。

最近忘れて居る、
心から笑え合える人たちと
これからも一緒に生きてゆきたい。

取り敢えずお互いが、
笑い許し合える
アイツに連絡してみようか?

何気ない会話も、
必ず漫才か落語になってゆく
そんな友達が未だ居ると言う事が、
生き続けて来られた
訳かもしれないな。

周りには、
ありきたりに思える友人でも
偶然が必然になって居た
友よ、
これからも、ありがとう……

友よ

友よ

自然さが必然と気づいた歳になって今が在る……

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-10-14

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