探偵アリアの憂鬱
初めまして、飛翠です!
はい!これが処女作になるわけで…。
シリアス系…を書きたいんですが…。
私はこんな性格なのに、シリアス系苦手なんです。
なのでたぶんギャグ方向にいってしまうと思うんですが…。
それでもいいなら読んでくださいm(__)m
1.事件…かも?
pururururuと携帯のバイブが鳴った。
私はめんどくさそうに携帯をとり電話を受けた。
「はぁーい?誰ですか~」
私はだらしなく言った。
「なに言ってるんですかッ!事件ですよッ!」
そのあともくどくど文句をいわれ、私は途中で携帯を切った。
「はぁ…事件かよ…」
また、今日も憂鬱な一日が始まる。
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2.事件… 叶波side
土曜日だっていうのに事件らしい
事件ってのは少ないのに…
なぜよりによって休日に事件になるんだぁぁぁぁぁぁぁあ!?
休日くらいとらせてくれよッ!
って言う前に…自己紹介…
いま俺の隣で長い黒髪をなびかせている女性は神童 アリア。
名字が神童だからか、小さいころ神童だった。
名前がなぜアリアだと外国人っぽい名前だというと、クォーターだからだ。
あと聞いた話だと相当な金持ちらしい。
頭脳はずば抜けてすごいくせにふざける場面が多い。
…とにかく謎が多い。
そして俺は、奈々原 叶波。見ての通り、男だ。
名字も名前も女みたいなのはすっごく気にしているから気にするな。
俺はアリアさんの助手をやっているんだが、いつも振り回されている。
で、今回の事件はどうやら殺人事件…らしい。
まず被害者は入江 隆司。
33歳だというのに独身で一人だとさびしいからなのか犬を飼っていた。
そして第一発見者は桐島 華。
いかにも若そうな名前だが実際は49歳。
えーっと…まず桐島さんはおかずを作りすぎてお隣さんの入江さんにおすそ分けに行ったら、…入江さんが倒れてた…ということだ。
ちなみにそこには入江さんの愛犬が血まみれでいたらしい。
しかも、入江さんの指をくわえて…。
俺はグロテスクな物など苦手だ。
「ふーん…犯人は犬にやらせたか、犬がやったか、犬が助けようとしたか…」
突然アリアさんがしゃべりだした。
「犬がやるってことは無いでしょう?」
俺はそう言ったら…。
「だって犬はセント・バーナードだろ?」
どういう意味だ?
そう思っていたら俺の心を読んだように喋り出した。
「セント・バーナードは優しい反面、訓練などしないと凶暴性もあるんだぞ」
不思議に思った。
「あれ?セント・バーナードっておとなしいってよく聞きますけど?」
「ガセネタだ」
即答。
沈黙が続いた。
けれど、そんなに長く沈黙は続かなかった。
「おい、行くぞ。」
アリアさんが言った。
「えっ!どこにですか!?」
突然言われ、驚いた俺は聞いたら…。
「お前はバカか?第一発見者の所だよ!」
あぁ…またバカっていわれた…。
「早く行くぞッ!」
「はいッ!」
俺は早足のアリアさんについて行った。
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3.調査
私は第一発見者の桐島華の所に来ていた。
入江隆司ことを聞こうとしていたんだが…
ビャービャー泣いていて何も聞けない…。
ただ言っている言葉は…。
「あの犬です!あの犬が…隆司君を…だから…」
「だから?」
意地悪そうに言い叶波に睨まれた。
「だから…あの犬を刑務所に連れて行ってください!」
アホかこいつ
本当に言いそうになったが叶波に遮られた。
「…すいませんが…俺たちは探偵であって刑事ではないんです…。」
そりゃそうだろ?
「あと、犬は刑務所に、入れれないと思います…」
なに言ってんだ、当たり前だろ。
叶波が睨んできた。
言っているつもりはなかったがとても小さな声で言っていたらしい…。
ちなみに叶波は聴覚がいい。
まだ桐島華は泣いている。
よし、うざいから帰ろう。
あとのことは叶波に任せて私は帰った。
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4.説教
家に帰って窓の外を見てたら…。
猛ダッシュしてくる叶波がいた←
いやー…おいて行ったのが悪かったのかな?
ピーンポーン
ピンポンピンポンピンp(((((((
インターフォンがなった。
…怒ってるな…これ…
インターフォンの画面をみると叶波がいた。
…怒ってる
叶波に説教されるのが目に浮かび、どっっと疲れた。
ほったらかしにしたのが私だが今日は何故か気分がいいので玄関に向かった。
「なんかようですか、叶波」
バンッっとドアを開けて閉めた。
「なにやってるんですか!アリアさん!」
ドアを閉めたのに相当驚いたらしいww
「さっきは何故勝手に帰ったんですか!?」
めんどくさいから帰ったんだよッ
…と言いたかったが怒られるだろうから言わなかった。
「桐島さん相当驚いていましたよッ!」
そりゃあそうだろうな…
ドンドンとドアをたたき始めた。
「やめろぉぉぉお!壊れたらどうするんだッ!」
ドアを開けたら階段から落ちた←
だいじょうぶだ。たったの三段だから。
「って…急にドアを開けないでくださいッ!」
「おぉ、無事だったか」
「ふざけてるんですかッ!」
「あぁ」
「「…」」
この後叶波はあきらめて帰って行った。
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4.答え
次の朝、私は叶波と桐島華のところに来た。
…今は急展開だ。
いや、急展開にしたいと思う。
「…おい、叶波」
私は叶波に話しかけた。
「なんですか?」
「これはな…」
「?」
「…事件じゃないぞ」
「はい?」
「「…」」
やっぱそうなった。
「そうですよね?華さん」
私が桐島華にきくと…
「はい、そうです♪」
…叶波を見て見ると…
固まってるww
「おーい、叶波くーん、大丈夫か~」
叶波か震えだした。
怒ってるのか?
「どうゆうことですかッ!」
「…ニセの殺人事件だ」
「ニセ?」
…今まで気づいてなかったのか…
「これは実際に体験をしてない叶波のためにやったことだぞ」
「「…」」
そうなるよな…
「つまりドッキリ的なことですかッ!」
「あぁ、そうだ」
「じゃあ、隆司さんは…?」
「生きてるぞ」
「「…」」
…無言はそんなに好きじゃない…
「だって…え?」
叶波はまだわかっていないようだ。
「ちなみに…」
「これは私が偶然、入江隆司が特殊メイクで遊んでいたところをみた」
「で、私はこれを使おうと思ったんだ」
「あと私の飼い猫の首輪についていたカメラが偶然とったので」
「私が実際見たわけじゃない」
ちなみに猫は53匹飼っている(`・ω・)ドヤッ
「…それで、皆さんに協力してもらったわけだ…」
「だってテレビに…俺の家のテレビに…ニュースに…」
叶波はめんどくさい。
「あれは叶波のところだけ、私が頼んだんだ」
「「…」」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえッ!」
「…叫ばなくたっていいだろう」
「な…なんでそんなことができるんですかッ!」
なに、当たり前のことを聞いているんだ。
「神童財閥なめるなよッ!」
私は怒鳴った。
「つまり…アリアさんが…神童財閥の…力で?」
「あぁ、そうだ」
もうめんどくさい。
「あと入江隆司の指は特殊メイクで作った偽物だ」
めんどくさい。
「もう、分かったか?」
「…はぃ…だいたいは…」
「じゃあ私は眠いんだ、帰る」
「えぇッ!?」
「じゃあな~」
これで事件は終わった。
けど…まだまだ憂鬱な事件は続きそうだ…
探偵アリアの憂鬱
終わりましたね!
なんか一話一話短い様な気もしますが…
良しとしてください!
ちなみにこれは続編もあるわけで…
それも読んでください!
おねがいしますm(__)m