油性感情

渡逢 遥

消えない消せない刻印がある

言えない癒えない言の葉がある

尖り尖った刃を振り回す

のらりくらりと躱していく

氷漬けの意志がアスファルトに落ちる

刹那、視界は逆さにかわる

夢を見ずとも夢心地になる

今を棄てると今際の際に立つ

白を睨むと斑点が出来る

黒に浸ると正義が空転する

混ぜ合わせると、元には戻れない

掛け合わせると、元には戻らない

油性感情

油性感情

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-10-10

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