美しい夢

夜邘/Yau

天使を待っていた僕は、きっと、かわいくて、
犀の甘みを感じてしまった僕は、月には帰れない。
待っている少女がいる、構内には、
とうぜん、絶望はない。

夜の望郷は、星と星を結んでいる、
瞬間的に、離れ離れになる、恋人のように。
初恋は深海に沈んで、漂って、戻ってくるのに。

眠るまえに、そっとないている、ということは、
美しい夢をみている、ということ。
きみは生きているのだから、
死んで、言葉になる。

神様が罰をまぜていたとしても、
星の輝きは、褒めてあげよう。
彷徨うまでもないあの子が、罪深く、
誰かを愛しているなら、もっと。

血液のなかは、狂っていて、
詩が生まれそうになるから、怖かった。
刺して死ぬことを、使命にされていたなら、人間、
どんな夜も、事実にできたね。

美しい夢

美しい夢

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-10-10

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