アーユルヴェーダ*弐

これちか

中村家の現状。
俺には目を背けたいくらいの、
本当のこと。
現実のこと。

見えない暮らし

今となっては3年前。
俺が中1の冬。
冬至の日の、夜の話。

俺の父さんは多忙で、なかなか家に帰ってこない。
多分、1か月に1回も帰ってこない。
それをいいことに、父さんが浮気をした。
それに気づいた母さんもすごいとは思うけど、
女の人って結構、怖い。

見事に冬至の日の夜、夫婦喧嘩が始まった。
俺は5人兄弟の末っ子だけど、
上の4人はみんな年が10以上離れていて、
家を出てしまっている。
だから、実質、3人の家庭と言っても間違いじゃなかった。

父さんは何度も違うと言った。
母さんは何度もそうでしょと迫った。
間に入っても、ふたりに俺は見えなくなっていた。
つまりは、邪魔者。

父さんが出て行ってから、俺は母さんに何を言えばいいのか分からないまま、
でも、何か言わなくちゃと傍に居た。
「かあさ」
「ああ疲れた、もう寝たい」
「母さん」
「明日の準備とかもう嫌、何なのあの人、もう二度と顔も見たくない」
「お腹空いたんだけど…」
「お風呂入って寝ちゃおうかしら」
「母さん?」
「二度と帰ってくるな!馬鹿!」
「…母さん」
「いい年して若い子になびくなんて、年を考えなさいよって話!
 まあ、私もそんなに若くもないんだけどね…」
「母さん」
「正義たちは元気かしら…こんな冬の日なんかは家族そろってお鍋とかしてるのかしら」
「…」
「ちびちゃんたちどうしてるかしら…電話してみようかな」
真向かいの俺が、見えないのかな。
俺は蛇口をひねった。
水が出る。
「何で勝手に水が出るのかしら」
母さんがそれを止める。
ああ、そうか。

俺、母さんから見えなくなっちゃったんだ。

応援団とはなんぞや

昨日の、今日。
まだ目が赤いかな、柳瀬橋は馬鹿だから見ても何も思わないだろうけど、
昨日は結構、量でも時間でも泣いたな。

「ごめんくださ」
ドアを開けようとして、そのドアノブの汚さにぎょっとする。
思わずハンカチを出して丁寧にふきふきしてしまった。
「ごめんください」
改めて、ドアをノックして、昨日の今日、の部室に足を踏み入れる。
が。


「くっさ!」


何これ何これ、と俺は叫びまくった。
昨日のマットもそうだけど、建付けのロッカーとか、
テーブルとか、壁とか蜘蛛の巣だらけ。
足の踏み場もない。
おまけに臭い。

「中村だあ!」
「中村ですね!」

誰かの声がしたが、俺には関係ない。
もはや掃除魔と化した俺に、人間の声は届かないのだ。

「何してんの中村」
「うへ、この人鞄からカビとりハイター出しましたよ!」
「よく没収されなかったなあお前」

おっと、間違えた。

「え、今度は竹ぼうきと塵取り?サイズ的に鞄に入らないものが出てきましたよ」
「四次元かよ…」

ある程度の掃除が終了し、ファブリーズでニオイをまず軽減させていたところへ、
がちゃ、とまたドアが開いた。
昨日の今日、あれだ、犯罪者だ犯罪者。

「何してる」
「…!」
俺は勝手に勘違いしていた。
部室が臭いのであって、人間が臭いんじゃないということに気が付いた。
よくよく嗅いでみれば、
最初にいたふたりと昨日の今日の犯罪者はとてもいい匂いをしていた。

「犬なんだか猫なんだか分からないであるよ」
「ゆいー、よく頑張りましたね!中村が来た時は泣きそうになりましたよ」
なおも竹ぼうきを振り回す俺に、犯罪者がぼそっと言う。
俺にだけ、聞こえるような声で。

「来てくれて嬉しい」
「うっせ!黙れやポンコツが!」
「?」
「何はてなまーく出してんだよ、つか汚いし臭いし、部屋が!」
「すまない」
「ごめんね中村あ、僕たちの日ごろの行いのせいであるよ」
「すみません中村、本当は掃除しておきたかったんですけど」

改めて自己紹介させてくれとのことで、
もはや俺もこの部室に慣れてきたせいか、気持ちに余裕が出てきた。

「僕は長谷川真秀、2年生であるよ。学部は総合男子部であるよ」
「俺は君島雪、同じく2年生です。総合男子部で長谷川と一緒です」
「そいで?最後は」
「…」
「最後は」
「…」
「最後は!」
「ゆいー、団長なんだから自分で言うであるよ!」

部員、俺を含めて4人。
少なくないか?

「全く、結は照れ屋さんですね。団長は総合進学部2年の藤原結です。見た目で分かるでしょ、
 どう見たってヒラじゃないなって分かるでしょ」
「だんちょう?」
「他の部はみんなてっぺんを部長って呼ぶけど、ここは応援団。部長は団長って呼ぶんだ。
 まあ僕たちは同い年だから結って名前で呼んじゃうけど、年下の中村は団長と呼ぶがよろし」
「嫌ですね」
「は?」
「誰がこんな奴を敬いますか?俺は決めたんです、こいつは団長でも部長でも先輩でもない、
 結ちゃんです!」
「…は、は、ははははははあっはははははははは!」
まるで城善寺みたい、と言いつつ、先輩ふたりが大笑いする。
「な、何がおかしいんですか!」
「いいじゃんいいじゃん!結、ちゃんづけでさらに距離が縮まるってやつだね!」
「城善寺以外にちゃんづけする人間、いたんですねえ。あはははははははははは」
俺は軽蔑の目で結ちゃんを見上げる。
ちょこっと嬉しそうにしてるのがむかついたので、思いきり足を踏んでやった。

何これ、何なのこれ。
応援団とはなんぞや?

平穏と平和

走り込み、というものを初めて経験した。
応援団てのは、君島長谷川ペア曰くだが、

「厳密に言えば規律を守り、それを遵守するのを広める、というのが古い考え方だ。
 ホウレンソウて分かるか中村」
「あ、はい、緑色の野菜です」
「どこまでも馬鹿ですね中村、報告、連絡、相談をホウレンソウと言いますよ」
「そのホウレンソウを中心に動き、部活対抗戦では中立に位置し、他の部を応援するという意味合いで、
 応援団とだけ名前がついた。まあ簡単に言えば、ふっるーい部活で、伝統があるってことだ」
「他にどんなことしてるんですか」
「1年は大抵『旗持』をやります。団旗ってのがあるんですが、あれは重いですよー」
「そのためには体力が必要なんだ、だから応援団の日ごろの活動ってのはだいたいが体づくりだよ」

という具合。

「で?団長ってのはそれはそれはもっと大変なんでしょうねー」
「興味出てきたであるよ君島」
「嬉しいですねー」
「で?」
「団長は勿論、誰よりも声出しをして、連携しているチア部とも連絡を密にするんだけどさー、
 結がぶきっちょだからそれは今、僕と君島が代わりにやってるよ」
「ぶきっちょ?」

俺はおそるおそるそちらを見やる。
昨日の今日の犯罪者は頬杖をついて目を閉じている。
寝てるのかと思えば、テーブルの下で足が上下しているので、
あ、筋トレ中ですか?みたいな感じで俺はちょっとほっとする。

「結は不器用なんです、中村を入れたいって言ってきた時も、それはそれは言い出すまで15分かかって、
 部活の練習に支障をきたしました」
「不器用がゆえに、中村泣かしちゃってさ」
「は?」
何を言うのかと思えば。
「でも校舎裏に呼んで告白ーとか、そんな器用なことできっこないし。だからあれで正解だったんだ」
「あれで正解って、何がですか」
「え?やっちゃったんだろ?」

「…」


ちーん。
長い長い時間が流れました。
昨日のことがこのふたりにはばれている。
それを知った今、俺は真っ赤になって口をパクパクさせ、
「金魚みてー」
と言われる始末である。

「お、お、俺は!」
「ん?」
「あ、の、吹奏楽部に入るためにこの青陵に来て、」
「知ってますよ」
「死ぬほど勉強して、総合進学部受かって、さあこれから吹奏楽部入部って時に、」
「偏差値ギリギリだったけどな」
「この人に無理やり!」
「だーかーらー、器用なことできないから直球勝負で行ったんだってば」
「こ、こんなのは犯罪っていうんじゃ、」
「だから敬わないとか言ってるんですね、ようやく理解できました。中村もなかなか不器用ですねえ」

駄目だ、負けだ。
俺は床に突っ伏した。
何だか知らないけど、いろいろこの人たちにはばれている。
というか、知られている。
何故なんだ。
いつからだ。
「とにかく今日は走り込みってのをやるぞ中村、いつまでもめそめそしてんじゃないぞ」
「めそめそなんて、」
「目が赤い」
ぎょっとした。
再び視線をそちらにやれば、結ちゃんがさっきの姿勢のままで目を指さしている。
「泣いてませんから!」
「どうだかねー」
「とにかく今日は俺たちは普通に走りますけど、中村はチア部と同じ距離から始めましょう」
「お、俺は、走るの苦手で」
「知ってるよ」
「ホルン一筋でしたもんね、吹奏楽部もたまに走った方がいいと思いますけど」


ということで、チア部(実はチア部って何という疑問を俺は持っている)と同じ距離を走ることに。
「ちなみに応援団は何キロ走るんですか」
「今日は晴れてるから30キロかな」
「曇りでは35キロになります」
「雨が降りそうだから早く帰ろう?て気持ちになるから、自然と速さが増すんだそうだ」
理解できない。

「チア部は幹部になると応援団と同じ距離走るけど、下の子は1日3キロから始めるんだよ」
「さ、3キロ!?」
「俺たちの10分の1でしょうが」
「が、頑張ります…」
明日は筋肉痛だな、と思いながらスタート位置へ。
「じゃ、よーいどん」
そのすさまじたるや、と俺は貧血気味になった。
2年生トリオはまるで全力疾走みたいにあっという間にいなくなってしまった。
3キロでへこたれてる俺はいったい何、という感じだ。

聞けば、陸上部の長距離専門家、ステイヤーの外周コースを走るんだそうで、
1周8キロと知り、俺は打ちのめされる。
走り疲れで俺、死ぬんじゃない?

「中村ー」
2周目の君島長谷川ペアが背中を叩いてくる。
「いでで」
「速く走るであーる」
「あと1.5キロです」
あれ、結ちゃんは、と思ったら、
「無理はするな」
とこれまた捨て台詞的に言って、またいなくなってしまった。
「はは、あはははははは」
超人的、と思いつつ、気遣われているという点で上位に立たれているという感覚。
駄目だ、俺、勝てないよ。
まだ高校に来て2日目だけど、
全然及ばない。
3キロも存分に走れないほどのもやしっこが、
あんなばかでかい年上に勝てっこないのだ。
だから思わず笑ってしまった。
そして、あれ、と俺は手で頬に触れてみた。
俺、笑ってるじゃん。
泣いてないじゃん。

「…平和だ」

家に帰れば襲ってくる不毛な終わることない寂しさと悲しさとやるせなさ、
でも学校にいる間は、まあ、この3人に引っ掻き回されてるけど、
平穏と平和の中にいる。
普通の15歳になってる。
それがたまらなく嬉しくて、俺はすっかり弱ってしまった涙腺を引き締めた。
嬉しくても、泣けるんだな。


3キロを走破するとともに、トリオが30キロを走り切った。
途中俺、歩いたもんな…。

「偉いですよー、初日から頑張りましたねー」
「ご褒美にこれをやろう」
「?」
ぜえぜえしながら何か、を受け取る。
写真か?
と思いつつそれをひっくり返すと、見事に結ちゃんの部活動中の写真だった。
黒い服を、着ている。
これは制服じゃない。

「あの、これ」
「去年の春の選抜の時の写真さ、よく撮れてるだろ」
「選抜?」
「野球部です。あ、それを撮ったのは俺たちじゃないですよ、前団長です」
「この黒い服、何ですか」
「…君島」
「うん」
それは直接結に聞きなさいと言われ、俺は渋々歩み寄ってみる。
ただ、距離は充分に逃げられる分をとっている。

「あの、この黒い服何?」
「…」
「だんまりしないでさあ、質問に答えろよ」
「正装、応援団の」
そう答える結ちゃんは困った様子だった。
顔は変わらない、ぶっきらぼうな感じだけど、様子が、態度が、何か違う。

「部室になかった」
「特別室に預けてある」
「ふうん、本番用ってことか」
「学ラン」
「は?」


その言葉に少しだけ、何かが脳裏をよぎった。

「学ランっていうんだ、その服」
「…どこかで…それ、聞いたことある」
「…俺が」
「何だ、どこでだかで聞いたぞ、」


「これは、2度目なんだ、中村」

2度目?
とは?

2回目の質問

「2回目って」
「覚えてないのか、本当に」
汗だくで結ちゃんが振り返る。
それが夕日とマッチングして、これまた美しいときたもんだ。

「無理に思い出すというのも愛ですねー結」
「でも記憶ってあんまいじんない方がいいであるよ」

「学ランってのは知ってるかもだけど、それ以外は何も分からないって!」
「そうか」
「残念ですね」
「今日はもう上がろうぜー」
何か、居残り感。
満載。


自転車置き場に行くと、柳瀬橋がぶすくれて待っていた。
「どこで油売ってんのさ!」
「あー、その、今日は3キロ走ってたもんで」
「待ちくたびれちゃったい、早く帰ろう」
「なあ柳瀬橋」
「なにさ」
「吹奏楽部、楽しいか?」
鍵を解除してガチャコンと俺は自転車を地面に下ろした。

「た、楽しいよ?うちの部長、すんげえ人でさ」
「俺もさ、吹奏楽部入りたかったけどさ」
「今でもまだ間に合うよ、ホルン、持ってきなよ」
「でも、応援団もなかなか、いいもんなんだよ」
まさか自分の口からそんな言葉が出るなんて。
それでも俺は肯定を続けた。
「肯定されたいから」
されたいから、続ける。
それは、きっと気持ちの表れだ。
また今夜も泣くだろうけど、泣かないかも知れないという予感もある。
「あ、藤原先輩だ」
柳瀬橋が正門のあたりを指さす。
人だかりができていて、その中心に結ちゃんがいる。
花束を渡されたり、物を渡されたりしているのを見ると、おお、アイドル的!と思ってしまうが、
そいつ、俺に好きって言ったんだぜとふふんといい気になってしまう。
「藤原先輩、本当にもてるみたいだな。あんなすごい人と同じ部活って、中村すげえや」
「あんなの筋トレ馬鹿だぜ?気が知れないや」
「本当、中村ってすげえや」
「ん?」
柳瀬橋が自転車を漕ぎ始める。
俺もその隣を走る。

「うちの部長も、藤原先輩に夢中なんだ。しかも同じクラスで席も前後だってさ。何回も好き好き言ってるのに、
 どうやら藤原先輩には決まった人がいるみたいでさ、全然振り向いてもくれないって嘆いてる」
「はははは」
それは俺!とか思いつつ、少し寂しくなる。
「でも、吹奏楽部の部長も男じゃね?」
「そうだよ、部長は名前は女の子みたいだけどれっきとした男だ」
「うわあ、なんか変な感じ」
「藤原先輩の好きな人ってどんな人だろかね、見てみたい」
「はははは」

ある程度の時間と距離感

家に帰ると電気が消えていた。
「ただいま…」
もう母さん、寝ちゃったのかな。
ぐうぐう腹が鳴る。

「…ただいま」
2階に上がって、自分の部屋に入る。
置き去りになっているホルンにケースの上から挨拶をした。
吹きたい。
でも、ここでは駄目だ。音がうるさくて母さんが起きちゃう。

ありったけの水を飲んで、俺はまた2階に上がる。
ホルンを磨く。
泣きながら、ホルンを磨く。
母さんが、買ってくれた大事なホルンだ。
吹奏楽部に入ったよと言ったら、中学1年の春に買ってくれた。
まさかその年の冬に、こうなるとは思うまい。
子供ながらに、それはそれは悲しい思いだった。

どうして、見えないの?
俺が、目の前にいるのに。
同じ家にいるのに。
どうして、何もしてくれないの?
お腹空かせてるのに。
欲しい音楽用具があるのに。

磨く手を止めて、俺はベッドにぼふっと倒れこむ。
「…なんか、疎外感」
結ちゃんはこんな思いなんか知らないだろうな。
とか思ってみる。
俺の中学時代を知ってるみたいだけど、君島長谷川ペアも。
でも、こんな状態だとは知らないだろう。
俺は誰にも言ってないし、触れ回ったりなんかしてないし。
あの、親友である、柳瀬橋にさえ、1回しか話してない。

話せないんだ。
母さんには俺が見えてないみたいなんだと言った時、
柳瀬橋はぽかんとしていた。
それが正解だ。
そんな家庭事情知っても、柳瀬橋は変わらず一緒にいてくれる。
だから、俺には結ちゃんの気持ちは要らない。
親友がいて、一緒に登下校して、たまにセッションするだけでいいんだ。
高校を出れば、働きに出て、この家を出て行く。
それまでの、辛抱。
結ちゃんはきっと倖せな家庭にあるんだと思う。
何不自由ない、束縛の無い世界だ。
住む世界が違う。
居る場所が全然違う。
居場所がある人と、無い人の差は、こういう誰にも見せない涙だったりする。

俺には、帰る場所がもうないんだ。
だから、簡単に好きだとか傍に居たいとか言わないでくれ。

図に乗る前に、俺は目を閉じる。
勘違いする前に、俺はシャットアウトする。
多分、俺は要らない子だったんだろう。
上に4人もいれば、当たり前だ。
ああ、生まれなければよかった。
何で産んだんだよ、母さん。

like=love=life

好きとは、愛の一歩手前。
愛とは、人生の必要条件。
これが理解できれば、あの子は見てくれるわよ。

そう、十和子は言っていた。
でも俺は分からない。
好きとは、理解はできる。
でもその先、その内容、その響きを俺は知らない。

もう、時間は到達した。
望んだ未来に到達した。
でも、中村は、泣いてばかりだ。
今日も目が赤かった。
またあの人か、と思う。
でも、どうすればいいのか、術を知らない。

明日も赤いだろうか。
その次も、そのまた次の日も。

俺が、何とかしなければ。
ただ焦るばかりで、頭がぐるぐるする。

とにかく明日は、煮魚にしよう。
今週の買い出しは俺が当番だから、
来週のことも考えて、買い物しないと。

いつか俺の作った料理を、中村が食べてくれたらなと思う。
昨日掴んだ左手がすごく細かったのを覚えている。
体だって細かったし、身長だって足りない気がする。

元気にしてやりたい。
でも、どうすればいい?

アーユルヴェーダ*弐

最後に結の感情を入れてみました。
難しいですね、初期段階ではこれが限界でしょう。
冬至も難しい立ち位置にいます。
救いたい、救われたい。
この2つの気持ちがイコールにならないと、
先には進めません。
疑心暗鬼になる前に、
お互いのことをもうちょっと知る必要があると思います。
高校生って多感な年頃ですから、
特に学年も違えば世界は遠い。
そんな2人の恋の行方を、どうか長い目で見守ってあげてください。

アーユルヴェーダ*弐

俺は本来、泣き虫なんかじゃない。 でも、そんな俺でも、 耐えられない夜と朝が、 繰り返してはやまないんだ。

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 恋愛
  • SF
  • 青年向け
更新日
登録日
2019-10-08

Copyrighted
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Copyrighted
  1. 見えない暮らし
  2. 応援団とはなんぞや
  3. 平穏と平和
  4. 2回目の質問
  5. ある程度の時間と距離感
  6. like=love=life