チョット不思議な、ものがたり
第2話 高校教員の恐怖の体験
私が成人になってから、聞いた、チョット怖い話です。小学生の頃の、私が英語を最初に習う手ほどきを、して頂いた高校の先生が話された体験談
を記事にしました。
S先生は、兵庫県立F高校の教員に長年にわたって勤務されて、人望の厚い先生でした。
先生は、お住まいより、約3キロ程の距離を自転車で、昼食用の弁当箱を、後部の荷台に積んで、、落ちないように紐で括ってF高校に通勤されて、
、いました。
其の途中2キロほど進んだ国道沿いに、I川が並行して流れています。
先生は、普段から授業が終わってからも、何時も、いろいろと用事があって、夜暗くなってからの、帰宅が殆どでした。
ある日のこと、いつものように用事を済ませ暗くなってから、学校を出て帰宅の途中、1キロほど程の国道とI川の接する地点まで帰ってきた時
突然にカタッと弁当箱が落ちた音がして、自転車より降り弁当箱を拾い荷台に積んでから先生は、紐の締め方が悪かったのだろうと思って、気にも
せず 帰宅されたと聞きました。
翌日も、いつものように暗い夜道を帰っていたら、カタ、カタと音がしたので、弁当箱が又落ちたなと思い、拾いながら道に凹凸が有るのかもしれ
ない明日調べてみよう。と考え帰宅して、3日目朝の出勤途中に、其のあたりの道路を見ながら学校に行ったが特別に変わった所は無かったので
今度は弁当箱を念入りに荷台に縛って、帰宅していたが矢張り彼の地点まで来たとき、又も弁当箱が落ちて、カタ カタ カタところんで、鳴った
その時ばかりは、ゾ~とした寒気が襲い、先生の髪の毛が逆立ち背筋が凍ったとおっしゃいました。
その時には弁当箱を拾う気にもなれず、逃げるようにして、帰宅して、翌日学校の職員室で、その一部始終を話をしても
「S先生にも、そんな奇妙な事が起きたのですか。不思議な事ですね?}と誰もが笑って一向に信じてくれません。
何故なら、平素から妖怪話や、迷信的な話しは一向に、信じない受け付けない方針の人でしたので、誰からも無視されたのでのでしょうか。
その後先生は、暗くなってからの帰宅が怖くなって、それから後は、どうしても遅くなる時には、宿直の先生に頼み込んで宿直室で泊まり込み
学校からは、明るい間に自宅に戻るように、定年退職するまで、ずーと續けた。と話されましたが
その後に判明した事実は、ある宗派のお坊さんが、自転車で通行中どのような理由か判明しませんが川に落ちて、亡くなられた場所であったことを
知って、この世には科学で解明できない神霊の世界があることを、よく理解できましたとおっしゃいました。この項を終わります。
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