裁判2 懺悔

意味不、読めたものじゃない

目が覚めるとそこは裁判所だった。傍聴席に私は座っていた。

さっきまで、彼のことを看病していたはずなのに・・・。

被告人席に座っている彼。裁判官席に座っている彼の愛した人。

なぜ二人がここにいるのだろうか・・・。二人は私が見えていないらしい。

彼らは愛し合っていた。しかし私は彼に恋をしてしまった。二人の愛は世間一般に禁断でありながら深く、私の付け入る隙間なんてなかった。

しかし、ある日彼が、事故にあって愛した人を忘れてしまった。私は悲しかった、だけど、同時にチャンスだとも思ってしまった、

しばらくして、私たちは結ばれた。罪悪感はあった。だけど、あの日と言った
「今のあいつに必要なのは俺じゃなくてお前なんだ。俺はお前を応援してる」

無理してるのが丸わかりな悲しそうな笑顔でいったんだ

しばらくして、あの人は事故にあった。子供を助けるために、トラックに飛び込んだそうだ。どこまでもあの人はいい人だ

そうした中、彼が倒れた。

彼が今日も目覚めなくて看病していたはずなのになぜこんなところに・・・。

忘れることが彼の罪ならば、それを隠し続けた私にも罪がある。

彼は悪くない、私が話さなかったんだ、彼との関係が心地よくて、壊したくなくて全部私が・・・。

あの人はこちらに気がついたようだ。私は叫んだ

「私が悪いの、彼は悪くない、私はどうなってもいいから、彼を連れたいかないで」

彼が口を開いたとき、そこには、私と彼しかいない、そんな不思議な感覚になった

「大丈夫、幸せになって」

そう悲しい表情で言う、そういう顔をさせたいわけじゃなかった

そうしてまた声を出そうとすると、目の前が真っ白になった。

もっといいたいこ…と……が……

=========================

私が目を覚ますと、病室にいた。彼も目を覚ました

でも、あの人が足りない

戻ってきてください

裁判2 懺悔

裁判2 懺悔

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-10-26

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted