錠罪

常にある物に感謝をしている
頭にある錠罪が水中に溶けたから
過去にいる人に謝罪をしている
其処にいる僕は馬鹿だったから

何もかもが今全てを教えてくれる

どれだけ幸せでいても
あの日の君が泣いている
ただそれだけが今日も夜を明かせない理由だ
これだけ叫んでみても
距離が君とは遠すぎるから 
それだけでなく遠くを見つめているから
表情さえも分からないのだ

費やす時を俯瞰で見ている
次に持っていく物は何も無いから
人生を意識した頃に文鳥が鳴いている
彼処にいた君はもう居ないから

どれだけ忘れていても
あの日の夢を見てしまう
ただそれだけが今も君が忘れられない理由だ
これだけ歌ってみても
距離が君とは遠すぎるから
それだけでなく遠くをを見つめているから
思惑さえも分からないのだ

錠罪

錠罪

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-09-24

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