反面友人
当たって砕けた告白や
独りよがりに聴いていた愛の歌
至って普通の日々や
時折ある友人との些細な喧嘩
反面友人は僕に教えてくれる
過ぎたるは及ばざるが如し
仕方のない話や意味のない事件
どうしようもない噂や中身のない嘘を
反面友人は僕に教えてくれた
僕が君にとってどれだけ無意味なのかを
君が僕にとってどれだけ無意味なのかを
何を信じて 真摯になっても
裏切られれば
人生の中の仄一頁 破けばいいことを
何分もがけど 消えていく記憶は
この先も幾つもある
誰を信じて 紳士になっても
指切られれば
昨日みたいな今日を 生きたくなることを
何年悔やめど 信じがたい都合は
自然に淘汰されていく
未だに見れない人の本性や
独りきりで見ていた君の夢
下らない虚偽の真実や
誰かからの信憑性の高い過去
反面友人は教えてくれる
二兎追うものは一兎も追えず
裏切られた話や君が泣いた事件
光も影もない噂や涙もない嘘を
反面友人は教えてくれた
僕が君にとってどれだけ不都合なのかを
君が僕にとってどれだけ不都合なのかを
何を信じて 真摯になっても
裏切られれば
人生の中の仄一頁 燃やせばいいことを
何分もがけど 変わらない事実は
この先も僕を苦しめる
誰を信じて 紳士になっても
指切られれば
過去みたいな未来を 生きたくなることを
何年悔やめど 理解しがたい意味は
世界に飽和していく
反面友人