造形家

音澤 煙管

造形家

その骨組みへ盛る。

老いも若きも盛り削る。



粘土を練るは幼い時の、
楽しい頃だと懐かしむ。

頭に残るトラウマは、
ワッパ(補助輪)を付けた自転車で
転ばぬ様にひ弱に漕いで。

胸に残る想い出は、
今という苦時を薄くする。

脳裏に残る笑顔には、
悔やむ想いが溢れ出す。

時の棚に並べた物は、
我遺作と胸張るも
苦い時の集傑作。

人は皆造形家、
明日の歓び見知りたくて
昨日までを盛っては削る。

造形家

その作品には芯はあるか?

造形家

針金に粘土を盛って削って作品にするアーティスト、人は皆造形家。

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-09-19

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