ミルク・ティー
朝からミルク・ティーを飲んでいると、なんだかお姫様になったようなここちで、曖昧。君のことも救ってあげたいんだけど、と思ってるうちにカサブランカ、アリウム・コワニーがわたしを覆っておひめさまになってしまった、わたし。うつくしいドレス、すがたのわたしを君はど う み る ? 。花弁のスカートから空がうまれた、わたしはそれをただみていた。勝手に色を変えて飾られていく空、青、赤、黒 こんぺいとう、それをみている世界。ねえそれわたしがつくったものだよ。そう、わたしはおひめさまだからなんでもできるの。そう。うん。だからなにもかもはわたしだったが、わたしはミルクティーなのでなにもかもはミルクティーだった。猫、そうねこになりたい。ミルクティーと猫は似ている。すいこんで、大地、地につく足がない。さらさら。
ミルク・ティー