星
あなたの死体を背負って今も生きているらしい恋の後先、しかし雨は降って人間墜落のようだった。4番線のホームからいった人の顔が君に似ていて安心するのも含めて愛だ、はじめに愛ありき、それを信じていたころ、愛は紛れもなく与えるためのものでした。かつて春を売る天使がいた、性、失われるものは恋であるからそれも愛だろう、だから僕はその羽根を拾い集めて空を飛ぼうと思ったのだ、でも僕は不器用だから羽根が一枚、一枚剥がれ落ちて、無数の純白に包まれながら、いつか君になる、その過程で咲いた花をあなたはうつくしいと言いますか。口づけを交わした、その瞬間に夢とわかった、その感触は妙に生々しく忘れがたいものがあったなあ。ねえ寂しいのって君だけだよ。くつ下を履いたネコが落ちる。 それも恋だった。あなたのこころは今水底ですか。まだ暖かいその両の手でどうか。詩は止まぬ、意味はなく死、あなたは特別な存在なんかじゃない
星