男の娘執事~執事マジックにかけられて~

ヤリクリー

注意事項
①米印はト書きです。読まないでください。
②カッコ内の箇所は読んでください。
③男性3人、女性1人の合計4人による声劇です。
④若干性的な内容があるかもです。ご了承ください。

男の娘執事~執事マジックにかけられて~

〔登場人物〕
男性:修史、尚登、雅樹
女性:真琴、


(※これは、スリーピングボイスがオープンする前のお話。大学生の修史はアルバイト先を探していた。しかし、どれも納得のいくような場所はなかった。)

修史:アルバイト先、どうしようかなぁ?そろそろ決めないと、母の逆鱗にも触れそうだし…。

嫌だなぁ…。ハァ。


(※ここは、スリーピングボイス。備品の搬入を執事たちが見守っている。)

尚登:もうすぐオープンか。楽しみだなぁ。

真琴:備品や部屋の用意といったハード面は完璧ですね。

雅樹:気になるのは、たった1つ。“執事の確保”です。

真琴:確かに、私たち4人だけだと無理がありますね。

厨房や清掃員といった、裏方系のスタッフなら集まりは早いですが。

雅樹:やることが、“お客様につきっきりで面倒を見守る”ということですから。

教育に関しては、少なくとも我々4名は人材育成の企業の方でトレーニングを受けましたから。
(※この時の4人とは、尚登、雅樹、義之、真琴のこと。)

真琴:確かに。あの時は大変でしたね。

雅樹:皆さん、よく耐えられたと思います。

…ん?尚登さん?いかがしましたか??

尚登:何か、外のスタッフ案内の張り紙を見ている男がいてさ。


(※真琴、尚登の視線の先に気付く。)

真琴:あ、あの子。

尚登:そう、アイツ。見るからに、気になっているようなんだけど。
何かをためらっているようにも見えるんだよな。

何を気にしているんだろうか?

修史:“執事喫茶”か。接客がメインなんだ。

…でも、僕、そこまでコミュニケーションをとることが得意じゃないからなぁ。
仮に入ったとしても、お客さんから散々に言われてひどい仕打ちで終わるんだろうなぁ…。


(※あれから1週間後)

尚登:あれから1週間が経つけど、まだ見てるのか。見た目や時間からして、大学生っぽいな。

少し、声でもかけてみるか。

雅樹:尚登さん、どうかしましたか?

尚登:雅樹、どこか使える部屋はあるか?
外の例の男に話しかけてみる。

雅樹:使える部屋はありますよ。
まさか、あなた…。

尚登:俺たちが直接話をした方が彼も落ち着くだろ。履歴書とか細かいのは後。

行ってくる。

雅樹:ちょっと、尚登s…。

(行っちゃった。でも、声掛けはしてみても良さそうですね。)


修史:どうしようかなぁ?働いてみようかなぁ?でもなぁ。怒られるのもなぁ。

尚登:そこのキミ。どうしたのかな?

修史:え?貴方は?

尚登:俺は“尚登”。新しくできるこのお店のスタッフさ。丁度、“執事を集めている”ところさ。

修史:…な、なおとさん。初めまして。“修史”と申します。
じ、実はボク…。

(尚登さん、何かカッコいい。男のボクでも惚れそう…。好きになっちゃいそう…。)

尚登:ん?どうしたのかな?

修史:実はボク、アルバイト先を探しているのです。しかし、どこも自分が納得できるようなところじゃなくて。

ここの張り紙を見て、ずっと気になっていたんです。でも、自分、コミュ障なので…。
ここでやっていけるのか心配なのです。

尚登:なるほどね。

ここでの立ち話もアレだから、中で話でもするかい?なぁに、気にすることは何もないよ。

修史:え?

尚登:修史さん、少しだけ耳を貸してもらってもいいかな?
わたしの秘密を暴露するよ。

修史:…は、はい。

尚登:じゃあ、言うよ。

“俺も、実はコミュ障なんだ。”

修史:え?!


(※尚登が人差し指を修史の口元に近づける)

尚登:し~。

わかった?

修史:は、はい…///

(尚登さん、やっぱりカッコいい。憧れます…♡)


(※2人はそのまま屋敷へ。)

雅樹:こちら、お茶をどうぞ。

修史:ありがとうございます。

尚登:じゃあ、話をしてくれ。

修史:はい。

実は私、アルバイト先を探していたのですが、どれもこれも同じようなものばかりで。もっと特殊なものがいいなと思っているんです。それを探していると、“執事”という言葉に目がくらんでしまいました。でも、実際に執事としてやっていけるのかなと不安で不安で…。

尚登:なるほどね。

修史:こんなボクでもできますか??

尚登:あぁ、問題ない。
だよな?雅樹?

雅樹:えぇ。修史さんのような方でしたら、お客様の気持ちの理解も早いでしょうし、気に入られること間違いなしですよ♪

教育の方も、我々にお任せを。

修史:…ありがとうございます!

尚登:どうする?働くか?

修史:…はい!お願いします!!

…それと。

尚登:なんだ?

修史:じ、実は…。

“尚登さんのこと、気になっているんです!!”

雅樹:?!

尚登:嬉しいなぁ。

修史:(*^_^*)

尚登:別にいいだろ?気にしてくれるのは本当に嬉しいことさ。

修史:だいしゅきです♡

雅樹:アハハ。

尚登:修史♪ ぎゅ~♡

修史:ぎゅ~♡

雅樹:“修史さん、採用です!”

尚登:よろしくな!

来週の同じ曜日に、履歴書を持ってきてくれ。市販のもので構わないさ。

修史:はい!

尚登:よろしくな!


修史:こうして、私はスリーピングボイスの執事となり、そのままそこに就職。そして、尚登さんと籍を入れました。

“まだまだ未熟な私ですが、どうぞよろしく願いしますね♪これから来店されるお嬢様の皆さん♡そして、このお話を聞いてくださった皆さん♡”

男の娘執事~執事マジックにかけられて~

男の娘執事~執事マジックにかけられて~

執事喫茶シリーズの最新作!今回は、”修史”が主人公のサイドストーリーです。修史がスリーピングボイスに入るまでの流れと、修史の特徴が分かる作品となっています。修史好きにはたまらない作品かもです!!

  • 小説
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更新日
登録日 2019-09-08

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