空を厭う

着替えて外に出なかったから

空の様子もわからなかった

肌に飢え髪は泣いている

こんな姿を見られたら

空に合わせる顔がない

ひとつで繋がっていると

そんなはずないだろう

ひとつで繋がっているのなら

世界はどこも同じ天気だ

空だって生きている

雲は機嫌で雨は感情だ

空に対して厭いがあるなら

汝の内外を先ず見つめよ

空と話せる人となれ

空を厭う

空を厭う

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-09-08

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