孤独な夜

静かな夜
穏やかでどことなく儚げな夜

こんなに静かな夜が来るとは思わなかった
2度目の静かな夜

大きなものを失い
それが受け止められず
見て見ぬ振りをして
でもどこかで感じている私は
ため息をついている

絶対に失いたくなかった
失うことが一番怖かった

でも
失う時はあっという間
そして失った私は
意外と普通だった

孤独だけど
この孤独が少し心地よく
でも
どうしようもない気持ちにもかられる

静かな夜
私が一番手にしたかった静かな夜
だけど
その代わりに
失ったものはあまりにも大きい

孤独な夜

孤独な夜

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-09-05

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