かる・で・さっく

かる・で・さっく

    
    


      





【いつも真昼だけの世界が明け方を憎悪していた】




私は時々あやつを犯すように抱くのですが、

両手を犯すように拘束して突き上げるのを、

あの不貞の女は最も悦びやがるのです、

ええ、不貞ですとも、さっきもオナニーしてました、

私の無辜の舞踏を卑猥な豚息で侮辱する者を、お白州裁きは見逃さぬ、

おまえのことだ、最愛の妻よ、おおおっ、おおおおおっっ、おおっ、 おっ、おっ、  お



「真昼は、すべての明け方を、祈るように、憎悪した」


      

かる・で・さっく

作品集1 http://slib.net/a/1845/
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

かる・で・さっく

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-09-04

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