メイン・クライシス8-1/3
「悪いけど、これデカいインポよ、ごめんなさい」
アクチュアリティ第32派遣師団の戦線は膠着していた
「なんてセクハラですか、小林課長、僕も加えてください」
救いのない針供養を祟るヴィヴィアン・リー
君が不在の部屋で
僕は警戒サイレンを視ている
子供たちは逃げなきゃいけなかった
だって一度も生きていなかったから
空っぽのポリバケツで
空っぽの救いがカリをしごいている
二流のメタファーで
生き残りの僕のお漏らしを描いてるんだ
舌を出して 降伏を蹴る
警告された魂だけ
いつかの声
いまも 待っていた
もう一度
廃墟のこと
つぶやくよ
聴こえない君が帰るまでに
メイン・クライシス8-1/3
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