秋の短歌
アユタヤの夜照らさるる尖塔を
かの戦火と思ひ拝みつ
外人に日本学びし昼下がり
明治は遠くなりにけるかも
秋の雲さざ波立ちぬ風なくに
み空の遠き海を映すか
はたと葉の黄にかほりたる落ちにけり
風吹きそめで物語もなし
ととがなし草葉の陰にいます君
我らを守り導かせたまへ
かの花は赤き葉となり秋桜
誰の肩にや今落ちにける
紅葉のみ華やぐ秋の公園の
飯桐の黄の曇天に立つ
秋の朝雲を縁取る光見て
後ろめたき身は仕事場に向く
秋の短歌
アユタヤの夜照らさるる尖塔を
かの戦火と思ひ拝みつ
外人に日本学びし昼下がり
明治は遠くなりにけるかも
秋の雲さざ波立ちぬ風なくに
み空の遠き海を映すか
はたと葉の黄にかほりたる落ちにけり
風吹きそめで物語もなし
ととがなし草葉の陰にいます君
我らを守り導かせたまへ
かの花は赤き葉となり秋桜
誰の肩にや今落ちにける
紅葉のみ華やぐ秋の公園の
飯桐の黄の曇天に立つ
秋の朝雲を縁取る光見て
後ろめたき身は仕事場に向く
秋の短歌