余白に書き込むのは決して宿命ではない

余白に書き込むのは決して宿命ではない

    
    


      



窓ガラスの雨粒が

哀しいわけではないけれど

この空の不穏さに

どこにも届きようのない言葉をみる



それでも

世界と僕が

うまく並んで

屹立するのを 夢見る



そうやって僕は

この生きていくことの翻弄と

和解するんだ



ちっとも目覚めない朝のコーヒーなんだけどね


      

余白に書き込むのは決して宿命ではない

作品集1 http://slib.net/a/1845/
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

余白に書き込むのは決して宿命ではない

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-08-20

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